株安による危険許容度の下降や、リソース価格の下降による豪経済の先行き不安を背景に、対フランは0.63台中盤、対スイスも60円台前半まで下降した。午前末のファイナンスサミットも市況悪化や株安連鎖に対する即効性のある政治対策は打ち出すことはできず、今週初は失望売りが弱まる可能性がある。また、ファイナンスサミットでファイナンス規制の弱化で原則合意したことは、ヘッジファンドのレバレッジ抑制などを通じて高利息通貨ペアにとって将来的な売り材料となる可能性もあるだろう。
午前火曜日の豪準備銀行理事会で予測に反して利息低下を見送ったことや、中国の追加市況対策の見通しが高まったことを背景に、対英ポンドは一時0.65台前半、対スイスも64円台後半をつけたものの、火曜日の全人代での温家宝中国・首相の演説が具体性に乏しかったことから、対英ポンドは0.63台後半、対スイスも61円台中盤へと押し戻された。豪第4クォーターGDPが前期比で予測外のマイナス成長となったこともあり、次回4月7日の豪準備銀行理事会で利息低下が決定される可能性も高いだろう。
今夜は米サブプライム問題が下火となり、危険許容度が復旧したことに加えて、日本人の豪ユーロ債投資の活発化、リソース国通貨ペア人気といったプラス要因もあり、対ユーロは0.85台、対フランは105円台と相当に上昇した。今週の豪準備銀行(RBA)理事会は利息据え置きが確実視されているものの、引き続き高利息通貨ペア人気は継続する概況。対ユーロ、対フランとも弱気スタンスを持続したい。。


